定期試験 結果の推移
2019年度の2学期より、あすか塾中等部は集中的な試験対策を始めました。
これまでお伝えしてきた通り、 この対策の成果として着実な成績の向上が見られました。
下の記事は前回(2021年2学期期末試験)についてです。
さて今回は、2021年度3学期学年末テストの結果をお伝えします。
(ただし中3の生徒に対しては、ここでの成績が内申点に反映されないことと、高校受験直前期であることから対策を行っていないため、データからは除外しています。)
今回の好成績ランキング
以下は上位のデータですが、今回も個々に点数の上昇が見られました。
上昇幅の大きかった人は、
・5教科合計
1 A君 +108点 中1(鳴尾中学)
2 B君 +12点 中2(上甲子園中学)
・教科別
1 A君 理科 +51点 中1(鳴尾中学)
2 A君 英語 +42点 中1(鳴尾中学)
3 B君 英語 +19点 中2(上甲子園中学)
4 C君 理科 +18点 中1(甲武中学校)
5 A君 社会 +13点 中1(鳴尾中学)
6 B君 社会 +12点 中2(上甲子園中学)
生徒の声
まとめ
さて、今回点数上昇幅は、テスト対策初受講のA君、B君の2トップでした。
その他の生徒はというと、前回とほぼ変わらずか、やや下降といったところでした。
前回のテスト対策では大幅に点数上昇した生徒が多かったのですが、今回は伸び悩みが見られました。
ただし、試験の成績が常に右肩上がりということはめったにないので、これは想定の範囲内と言えます。
初めて本格的なテスト対策に参加すると、特効薬的に点数は一度上昇します。しかし意識的に継続しない限りその効果は一時的なもので、そこからの揺り戻しで成績が停滞するのはよくあることです。
それに対する方策としては、「時間をかけて学んだ科目は必ず伸びる」ということです。
よく聞けば当たり前の話なのですが、その理路を説明しましょう。
定期テスト対策は、主に生徒の独りでの勉強をレクチャーしサポートする形式で運営しています。
そこで、もちろん勉強のノウハウは身につき、かつ点数も伸びるのですが、とはいえ生徒が独りで全ての学習内容を咀嚼し、自分のものにするにはやはり限界があります。
あくまで定期テスト対策はノウハウ、テクニック習得としての枠なので、現状の生徒自身の理解能力以上の内容を一人の力で飲み込むことは難しいです
(もちろんノウハウ伝達だけでなく、テスト範囲の「まとめの授業」も行っていますが、テスト二週間前になって全科目を「授業」するのは現実的にあり得ません)
なので、二週間前からではなく「塾の毎週の平常授業で」こちらが咀嚼し、理解できる形まで簡略化した形で伝える作業を習慣的に行うことで、自分一人で飲み込める分量が徐々に増えていきます。
つまり、塾の毎週の授業を通して生徒自身の地頭も時間をかけて徐々によくなっていくということです。
「習慣的にコツコツと勉強すると、成績が伸びる」というのは、『テスト範囲を普段から勉強しておくと、覚えるべき知識の貯金ができてあとで楽だよ』、という意味以上に生徒自身の理解能力の向上のために必要だということです。言い換えると、「習慣的に勉強をすると(時間は絶対にかかるが)地頭が良くなる」→「一人で知識習得できる分量が増えていく」→「(独学しなければならない分量が普段より相対的に多い)定期テストでの勉強が捗るようになる」→「定期テストの成績が上がる」という意味です。
ただ、これについても個人差が相当あるので、なかなか生徒からしたらやきもきするようですね。しかし、そこは我々を信じてついてきてもらいたい。(生徒に信頼してもらうのも、当然こちらの仕事(講師自身の普段の振る舞いや、知識伝達能力に責はあるという意味)なのですが…)
『習慣的にコツコツと』というのは、生徒に対してではなく、我々に対しての言葉でもあると日々噛んでいます。
これからもあすか塾スタッフ一同は試行錯誤を続け、生徒の成績上昇のため尽力していきますので、よろしくお願い致します。
生徒のみなさん、土日も塾に通い詰めてとてもがんばっていました。お疲れさまでした。
お知らせ
さて、このテスト対策、現在あすか塾に所属していない外部の方々の参加も歓迎いたします。
(次回:2022年5月~開始予定)
この2週間のテスト対策を、体験入塾代わりに利用される方も多くいらっしゃいます。
外部生の場合、有料(8,000円)にはなりますが、興味を持たれたらぜひお問い合わせください。
※定期試験対策から入塾の運びとなった場合、入会金は半額(1万円)となります
2022年3月 あすか塾