定期試験 結果の推移
2019年度の2学期より、あすか塾中等部は集中的な試験対策を始めました。
これまでお伝えしてきた通り、 この対策の成果として着実な成績の向上が見られました。
さて、これらに引き続いての、2020年度1学期末テストの結果をお伝えします。
今回も、個々の点数の底上げは着実になされています。
しかし、学年が上がるタイミングでもあり、また(ありがたいことに)新規入塾生が増えてきているので、母集団の変動が今回もとても大きく、単純に全体平均での比較にはあまり意味がありません。
ですので、在塾歴半年以上の生徒に絞ってデータを見ていきます。
したがって以下は、前回の学年末テスト対策にも参加した在塾生のみのデータです。
【中2】:点数上がり幅平均:+37.25点(平均:248点)
【中3】:点数上がり幅平均:+7点(平均:351点)
中2が大幅にアップしていますね。
というのも、中学二年生は入塾して半年~一年経った塾生たち(多くはもともと定期テスト合計200点前後)が学年の殆どを占めており、彼らがやっと伸びてきました。
生徒によっては今回+100点近く伸びたりもしています。
中2全体としては、元々の伸びしろの大きさが上がり幅の大きさの一つの要因です。
(テスト対策の効果がそれだけ大きく出やすかったとも言えます。)
では、上り幅の小さい中3はどうなのか?
上昇率だけ見れば低い一方で、中3の生徒では5教科300点以上が9割です。
すなわち、「中3は元々全体として成績が高いがゆえに伸びが鈍い」というのが実際のところです。
同じ+30点でも、20点→50点と40点→70点とでは、後者の方が多くの労力を必要としますので。
ただ、300~400点以上をキープし続けるのも立派な実力ですので、テスト対策の効果はあると判断できるでしょう。
さて、中学校のテスト対策改革を一年近く続けてきましたが、着実に効果は出ています。
在塾歴の長さで平均点を比較してみますと、
在塾歴半年~一年:241点
在塾歴一年以上:371点
(いずれも端数切捨て)
このように、在塾歴が長い生徒ほど、点数の平均が上がる傾向があります。
(個人差が大きい中でこのようにはっきりとした傾向が見られるのは、塾としては快挙です。)
生徒の声
今回も、試験後の生徒面談で聞くことができた感想をいくつかご紹介します。
前回までは「点数がとれてうれしい」といった素朴な感想が殆どでしたが、今回は高得点を取れた生徒ほど自己反省に基づく改善案を挙げるという傾向が見られました。
テスト対策のノウハウが身についた上で、さらに効率的な独習を追求する姿勢が芽生えてきているようで、頼もしいですね。
まとめ
今回、中学校の定期試験対策を刷新してから4回目の結果が出ました。
合計点100点代だった生徒を中位層(200~300点代)に伸ばすことは達成できました。
しかし、300点台の生徒の成績の伸びが徐々に頭打ちになってきているのも事実です。(勿論、400点代を達成できている生徒もいますが、全体として。)
今回も全体の点数の底上げは達成できたのですが、
「300点台で伸び悩んでいる生徒を、いかにして400点代にあげるか?」
が、塾としての課題でしょうか。
これ以降も、定期試験対策を経た点数の推移をご報告したいと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。
生徒の皆さんも、よくがんばりました。
2020年8月 あすか塾